事例紹介

静岡聖光学院
中学校・高等学校様

静岡県静岡市

全国に先駆けてプログラミング授業及びプログラミング入試を実施。
IT教養で培う力を活かして生徒の自己表現の幅を広げたい。

静岡聖光学院中学校・高等学校情報課教諭 小森雄斗先生

教科書どおりでは実社会で活用できない
プロの力を活用して生徒が社会で活かせる本格的な学びを提供したい

本校では教育方針として3つの柱を掲げています。「【好奇心】様々なことに興味を持ち、好奇心にあふれる」「【粘り強さ】何事にもあきらめず粘り強く取り組める」「【独創性】自分なりのこだわり、自分なりの納得を大切にする」。この教育方針を達成するために普通科目以外にもグローバル教育など幅広い学びに力を入れてきました。その一環としてデジタル教養の育成のためにiPadを全生徒へ導入したものの、効果的に活用することが難しく、デジタル教養の育成に苦戦していました。

その一方で、ITやプログラミング好きの生徒がある年の文化祭でデジタルブースを制作したんです。そのブースを見て、今の子どもたちは自分たちの力だけでこんな風に表現できるんだと驚いたのと同時に、これからの社会で必要となるデジタル教養を学校全体として育成、強化するべきだと考え本格的なプログラミング授業の導入を検討しはじめました。

学校としてデジタル教育の指針を作成する中で社会で本当に活かせるデジタル教養を身につけるためには、教科書通りの指導ではなく、実際に社会の第一線で活躍するプロから学ぶことが重要だと考えました。
そこで出会ったのがエデュケーショナル・デザイン社でした。エデュケーショナル・デザイン社は「学ぶための教材」の提供でなく「社会で活かせる本質的な学びを楽しく学べるカリキュラム」を提供しており、本校の考えるデジタル教育の指針と合致し本校のデジタル教育強化のサポートをしていただくことになりました。

また、IT授業を導入するうえで、生徒の表現力、クリエイティビティを最大限に引き出すためにIT授業専用の教室、デジタル創造工房「BIGIRION-Garage」も作りました。【下記写真】

 

導入直後は緊急事態宣言でオンライン授業に至急転換
その後のリアル授業展開を含めプログラミングは学校の大きな柱のひとつに

プログラミング授業は2020年4月から開設予定でしたが、コロナの影響で突然休校せざるを得ない状態となりました。そこで急遽エデュケーショナル・デザイン社にオンライン用カリキュラムを再構築いただき、プログラミング授業をオンラインでスタートすることが出来ました。

ただ、オンライン授業は反応が分かりづらいため、正直初めてのプログラミング授業が始まる前は不安を感じておりました。しかしそんな不安をひっくり返すかのように、いざ授業が始まると生徒たちはチャットで大盛りあがりで、満足げな顔の生徒も多く、初のプログラミング授業はオンラインでありながら大成功となりました。
7月からはリアル授業も再開し、マイクラッチ(エデュケーショナル・デザイン社が開発したマインクラフトを活用したプログラミング教材)の授業をスタートさせました。子どもに大人気のマインクラフトを使った授業なだけあり、生徒たちも活き活きと楽しそうに受講してくれて「今日はプログラミングの授業を受けるために学校に来ました!」という生徒もいるくらい、想像以上に良い反応が返ってきました。こうした生徒の反応を見てデジタル教養はまさに“今”の生徒が求めている学びだという確信しました。

また、先進的な授業ということもあり、他教科の先生も子どもたちに混ざって一緒にプログラミング授業に参加してくださったり、見学に来てくださったりと学校からも先生方からも非常にポジティブな意見を頂けました。

また、本校では通常の授業枠以外に「プロとボーダーレスで話す機会を」というコンセプトで現役エンジニアと一緒にプログラミングが出来る時間を放課後に設けております。(以下”放課後タイム”)放課後タイムでは毎回10人以上の意欲ある生徒たちが、現役エンジニアと壁隔てなく会話をして社会で活かせる力をプロから直接学んでいます。
中には「自分のHPを作りたい!」と授業で学んだことをさっそく形にしようとする生徒も現れました。これから放課後タイムを通してどんな生徒が誕生するのか非常に楽しみですね。今後はさらに生徒の“Want”を引き出し、“Want”の実現が出来る時間を創造していきたいです。

さらに、本校ではエデュケーショナル・デザイン社と協力して「プログラミング入試」や「学校説明会&プログラミング体験会」を2020年度から実施しております。プログラミング入試はテクノロジー教養の高い生徒を、本校でさらに育成強化するための試験で、プログラミング技能とプレゼンテーション力を重視した選抜試験です。
結果的には入試の志願者数は2019年比で約1.5倍となり、社会的にもテクノロジーへの関心が高まってきていることを実感したと同時に、プログラミング授業の導入は確実に本校の強みのひとつの柱になりつつあると確信をしました。

 

自分の個性を最大に表現できる幅広い表現力をみにつけてほしい

今後は生徒たちが個性を表現する幅を広げるための取り組みにも力を入れていきたいです。例えば自己表現の幅として「書く」「話す」「歌う」など以外にも、「デジタルアート」「本格的なプログラミング」「ロボティクス」などデジタルを主軸とした幅広い表現力を生徒にみにつけてほしいです。
美術の時間でAdobe IllustratorやPhotoshopを使ってデジタル作品を作るのも面白いですね。身につけた表現力を発揮して文化祭のHP制作や修学旅行のパンフレット制作など様々な場面でデジタルを活用して、学校イベントをより楽しんでほしいです。

また本校が大切としている「man for others」の言葉通り、本校で身につけたデジタル表現を活用してお互い協力しあい学校全体を盛り上げ、社会に出てからも活躍出来る人材に成長してほしいと考えています。


【事例②: 価値と形を作るプログラミング教育の新たなフェーズ】

静岡聖光学院中学校・高等学校様

静岡県静岡市駿河区小鹿にある私立男子中学校・高等学校。IT授業だけでなくグローバル教育にも力をいれておりSGDC国際未来共創サミットの開催やNisai Global Schoolとして認定を受けている。

〒422-8021 静岡県静岡市駿河区小鹿1440

http://www.s-seiko.ed.jp/

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